マンションの引き渡し後によくあるトラブルとは?トラブルを防ぐ方法も解説

2024-04-30

マンションの引き渡し後によくあるトラブルとは?トラブルを防ぐ方法も解説

この記事のハイライト
●マンション引き渡し後のトラブルには騒音や付帯設備の不良などに関する事例が多い
●マンション引き渡し後のクレームをトラブルに発展させないためには冷静に話し合うなどの適切な対応がポイント
●マンション引き渡し後のトラブルを防ぐためには告知漏れに注意することなどが大切

マンションの買主が見つかり、引き渡しまで無事に済んでも、まだ安心はできません。
なぜなら、引き渡し後にトラブルが発生する可能性があるからです。
そこで今回は、マンションの引き渡し後によくあるトラブル事例や、クレームへの適切な対応方法について解説します。
トラブルを防ぐ方法も解説しますので、岡山県岡山市でマンションの売却をご検討中の方は、ぜひご参考にしてください。

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マンションの引き渡し後によくあるトラブルの事例と対処法

マンションの引き渡し後によくあるトラブルの事例と対処法

マンションを無事に売却できても、引き渡し後にトラブルが発生するかもしれないことに注意が必要です。
「引き渡し後なので、売主が責任を取る必要はないだろう」と思うかもしれませんが、売主には契約不適合責任があります。
契約不適合責任とは、売却したマンションの品質などが契約内容と異なる場合に、売主が負う責任です。
つまり、買主が訴えているトラブルが契約不適合に該当する場合は、売主の責任が問われてしまうのです。
では、マンションの引き渡し後には、どのようなトラブルが発生するのでしょうか。
よくある3つの事例と、対処法を確認しておきましょう。

マンション引き渡し後のトラブル事例と対処法①騒音

マンションのような集合住宅では、騒音はよくあるトラブルの1つです。
そのため、引き渡し後に苦情を受けることも多いでしょう。
騒音が一般的なレベルの場合は、売主の責任にはなりません。
集合住宅では、隣の物音や話し声などが多少は聞こえるものなので、そのくらいのレベルの苦情には毅然とした態度で対応しましょう。
一方、一般的なレベルを超える騒音は買主への告知義務があるので、売却前に告知したかどうかによって売主の責任が変わります。
きちんと告知をした場合は、買主が承知のうえで購入したことになるため、契約不適合責任は問われません。
買主に知らせずに売却した場合は、契約不適合責任の対象になるので、真摯に対応しましょう。

マンション引き渡し後のトラブル事例と対処法②隣人の問題

「隣の住人がゴミを放置していて異臭がひどい」など、隣人トラブルに関するクレームも多いものです。
このケースも騒音と同じく、「一般的なレベルを超えるか」「売却前に告知したか」がポイントになります。
一般的なレベルを超えるのに告知しなかった場合は、売主の責任が問われて、損害賠償や契約解除などに応じることになる可能性が高いでしょう。

マンション引き渡し後のトラブル事例と対処法③付帯設備の不良

引き渡し後に付帯設備の不良が見つかり、トラブルになる事例もよくあります。
この場合は、契約書に記載されているルールに基づいて対処しましょう。
一般的には、引き渡し後1週間以内に不良などが見つかった場合は、売主が修理する内容になっています。
契約書に記載されている期間内に不良が発覚した場合は、きちんと対応しましょう。

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マンション引き渡し後のトラブルにつながるクレームの対応方法

マンション引き渡し後のトラブルにつながるクレームの対応方法

マンションの引き渡し後にクレームを受けた場合は、対応方法を間違えると、大きなトラブルになってしまうかもしれません。
トラブルを防ぐためには、クレームを受けた際に適切な対応をすることが重要です。
そこで、マンションの引き渡し後にクレームを受けた際の対応方法を、確認しておきましょう。

クレームを受けた際の対応方法①冷静に話し合う

クレームがトラブルに発展することを防ぐためには、冷静な対応が大切です。
買主が怒っていても、こちらがけんか腰になってはいけません。
どちらも激高してしまうと、正しい判断ができなくなり、事態が大きくなってしまう可能性があります。
なかには理不尽な内容のクレームがあるかもしれませんが、できるだけ冷静さを保つように心がけましょう。

クレームを受けた際の対応方法②売買契約書を確認する

クレームを受けた際は、売買契約書を確認することも重要です。
売主が対処するべき事案かどうかは、売買契約書に記載された内容によって変わるからです。
たとえば、引き渡し後3日目に給湯器が故障したクレームを受けたとき、契約書に「引き渡し後1週間以内の故障は売主が修理する」と記載されていたら、対処しなくてはなりません。
一方、引き渡しから1か月が経過してから故障した場合は、売主が対処する必要はありません。
売買契約書を買主とともに確認して、内容に沿った対応を提案すると、トラブルに発展する心配は軽減するでしょう。

クレームを受けた際の対応方法③不動産会社などに相談する

上記2つの対応方法では解決が難しそうな場合は、マンション売却を依頼した不動産会社などに相談することも1つの方法です。
たとえば、クーリングオフの要求など、対応が難しそうなクレームを受けることがあるかもしれません。
売主が不動産会社ではない場合、クーリングオフは適用されませんが、そのような連絡をするのは買主が不満を感じていることの現れでしょう。
そのため、対応方法を誤るとトラブルに発展してしまうかもしれません。
相談先は不動産会社以外にも、弁護士や司法書士、自治体の相談窓口などがあります。
買主との話し合いに不安を感じたり、解決方法がわからなかったりする場合は、無理に対応せず第三者に相談しましょう。

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マンション引き渡し後のトラブル発生を防ぐ3つの方法

マンション引き渡し後のトラブル発生を防ぐ3つの方法

適切な対応方法を把握していても、マンション引き渡し後のクレームはできるだけ受けたくないものでしょう。
事前にトラブルを防ぐ方法を実践しておくと、引き渡し後にクレームを受ける心配が軽減します。
そこで、マンション引き渡し後のトラブル防止につながる方法を3つ、確認しておきましょう。

トラブルを防ぐ方法①告知漏れのないように注意する

売却するマンションに破損や不具合などがある場合、売主にはこれらを買主へ告知する義務があります。
告知義務を怠ったり、忘れたりすると、引き渡し後にトラブルになってしまうでしょう。
「不具合があることを伝えると、マンションが売れないのではないか」と心配になるかもしれませんが、契約不適合責任を負うと契約解除になってしまう可能性もあります。
マンション売却を円満に終えるためには、買主に告知するべきことは漏れなく伝えましょう。

トラブルを防ぐ方法②売却前に買主と良く話し合う

破損や不具合以外にも、売却するマンションについて買主に理解してもらう必要はあります。
ちょっとした思い違いによって、購入後に買主が「こんなはずではなかった」と感じ、クレームにつながる可能性があるからです。
思い違いをなくすためには、売却前に買主としっかり話し合い、認識を一致させておくことがポイントです。
付帯設備に関する思い違いもよくあるので、できれば現物を一緒に確認してもらうと良いでしょう。

トラブルを防ぐ方法③信頼できる不動産会社に依頼する

マンション売却を経験する機会は、それほど多くないことが一般的です。
そのため、トラブルなく売却するためにはどのようなポイントが重要なのか、ご自身で判断することは難しいでしょう。
そこで重要になるのが、不動産会社のサポートやフォローです。
そして、適切なサポートやフォローを受けるためには、不動産会社と良い信頼関係を築くことが大切です。
対応の丁寧さや誠実さなどをしっかりと確認して、ご自身が信用できる不動産会社に売却を依頼すると、ささいなことでも相談しやすい関係を築けるでしょう。

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まとめ

マンションを無事に売却できても、引き渡し後にトラブルが発生することがあります。
トラブルに備えるためには、よくある事例や対処法をあらかじめ確認しておくと良いでしょう。
また、売却前にマンションの状態を買主にきちんと伝えるなどの対策を講じて、トラブルの発生防止につなげましょう。
岡山市の不動産売却なら有限会社ディライトへ。
主に岡山市の南区を中心に北区・中区・東区と幅広いエリアでご提案が可能です。
お客様の笑顔をモットーに真摯にご対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。


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